By staff | 2017年07月06日
2017年8月1日(火)に、OpenID BizDay #10 を開催します。
今回のテーマは、金融 API 時代の OAuth 2.0 & OpenID Connect とCloud Identity Summit (CIS) 2017 参加報告です。
世界で進む金融 API の流れ
EU における決済サービス指令II (PSD2) の動きに合わせて、UK の Open Banking Standard、ドイツの Open Bank Project など、EU 諸国では金融 API の標準化の動きが活発化しています。
日本でも5月に銀行法等の一部を改正する法律が成立し、国内の銀行は API 公開の努力義務を追うこととなりました。すでに国内の一部銀行では API 公開を開始されています。
こういった銀行 API の流れに合わせ、OpenID Foundation (US) でも Financial API (FAPI) WG を立ち上げ、OpenID Foundation Japan の理事でもある
NRI 崎村様 (@_nat) を WG Chair として、金融 API に求められるセキュリティレベルを達成するための
OAuth 2.0 および OpenID Connect のセキュリティプロファイルを皮切りとして、各種金融 API 関連の仕様策定が進んでいます。
すでに FAPI WG で策定された仕様群は UK Open Banking Standard での採用も決まっており、世界の金融 API における OAuth 2.0 & OpenID Connect の FAPI セキュリティプロファイルの採用は決定的となっています。
そこで今回の BizDay では、崎村様から、以下のような内容でご講演をいただきます。
- FAPI WG で進む OAuth 2.0 & OpenID Connect のセキュリティプロファイルの概要
- EU Open Banking Standard と FAPI WG のリエゾン方針
- Cloud Identity Summit での金融 API 関連のセッション講演 & 参加報告
Cloud Identity Summit (CIS) 2017 参加報告
また事務局長の真武 (@nov) が先日の CIS 2017 に参加しましたので、CIS 2017 の報告会も合わせて開催させていただきます。
CIS 2017 では、崎村様も FAPI WG 関連のセッションを複数持たれており、UK Open Banking Standard の担当者の方のセッションもあり、GDPR とともに PSD2 が非常にホットなキーワードになっておりました。よって上述の通り、CIS 2017 での金融関連のセッション報告は崎村様よりしていただきます。
CIS 2017 ではそれ以外にも以下に挙げるような大きな発表がありましたので、それらの概要を含めて
@nov が参加したセッションを一通りご紹介させていただきます。
- NIST SP 800-63-3 が FINAL に
- Kantara の一部会であった ID Pro が Kantara から独立し IDPro.org を設立
開催概要
- 開催日程 :2017年8月1日 (火)
- 開催時間 :16:00 - 18:30 (受付開始は15:30)
- 開催場所 :グラントウキョウサウスタワー リクルートグループ セミナールームE (33階)
- 参加費 :会員企業 - 1社あたり5名まで無料 / 非会員企業 - 1名10,000円 (税込,懇親会参加費込み)
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- ※会員企業とはOpenIDファウンデーション・ジャパンの会員企業所属の方および、OpenID Foundation本体のSponsoring-Members企業所属の方を対象とします。
- 懇親会 :終了後に講師を交えて懇親会を行います (リクルートグループオフィス内レストランにて、参加費無料)
- 定 員 :180名 (定員になり次第、お申込受付を終了させて頂きます)
- お申し込み:Peatixからお申し込みください
- 主 催 :一般社団法人OpenIDファウンデーション・ジャパン
- 非会員企業のお申し込みについて
- 領収書は当日受付でお渡しいたします。
- 一度購入されたチケットのキャンセル・変更はできませんので予めご了承ください。
- 代理参加は可能です。事務局までご連絡ください。
本セミナーに関するお問い合わせ
OpenIDファウンデーション・ジャパン事務局
Email : seminar@openid.or.jp