OpenID ファウンデーション・ジャパンからのお知らせ
新代表理事 富士榮 尚寛のコメント
ワクチンパスポートなど公衆衛生や、MaaS やスマートシティなど新しい街作り、金融機関の API 公開に伴うエコシステムの拡大など、日常生活に近い分野の DX(デジタル・トランスフォーメーション)が進む中、デジタル・アイデンティティはこれまで以上に重要なものとなってきています。
それらの流れに対応する形で米国 OpenID Foundation では、FAPI(Financial-grade API) や OpenID Connect for Identity Assurance などの策定を進めており、すでにグローバルでは多くの機関での採用が進んでいます。また、Decentralized Identity Foundation(DIF) とのリエゾンの中で仕様策定が進められており、ワクチンパスポートや卒業や職歴証明などの分野での実用化が検討されている分散型 ID(Decentralized Identifiers/DID)をベースとしたデジタル資格証明(Verifiable Credentials/VC)関連のテクノロジや、強度の高い認証手段の提供を目的とした FIDO アライアンスとの協業の推進など、グローバルでのデジタル・アイデンティティに関する活動は単なるシングルサインオンや ID 連携を超えたステージへ移行しつつあります。
これからの OpenID ファウンデーション・ジャパンは、これらグローバルの動向を見据え、単なる OpenID 関連技術の普及啓発に留まらず、より生活に密着した分野への関連技術の適用推進などを通し、より安心・安全なインターネットとデジタル社会の実現を目指して活動してまいります。
新代表理事 富士榮 尚寛の略歴
OpenIDファウンデーション・ジャパン 新役員体制
代表理事 | 富士榮 尚寛 |
理事 | 牛田 圭一 |
理事 | 唐沢 勇輔(新任) |
理事 | 菅野 哲 |
理事 | 倉林 雅 |
理事 | 柴田 健久 |
つきましては、改めて新代表をはじめ、理事・会員一丸となり、より安全・安心なインターネットとデジタル社会の実現を目指すために、啓発活動を通して取り組んで参りますので、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。